
今季限りの引退を表明している折茂武彦選手に尊敬の念を込めてこれまでにご活躍と功績を振り返って行きます。
私個人の意見も多少多くなりますが、ぜひご覧いただきたいです。
いかに折茂選手が素晴らしい選手なのか、理解いただきたいと思います!
それではいってみましょう!
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折茂武彦という人物紹介と個人の見解
まず、すでにBリーグを観戦している人や、昔方のブースター(ファン)の方はご存じかと思いますが、初めての方もいらっしゃるかもしれませんので、少しご本人の紹介をしますね。
これは、調べるとすぐ出る情報ですが、復習の為にも書いていきます。
折茂選手の個人プロフィール簡潔版
本名 | 折茂 武彦 (オリモ タケヒコ) |
身長 | 190cm |
体重 | 77kg |
血液型 | A型 |
埼玉栄高校を卒業後、日本大学に入学。実業団を経て、その後プロになる。
所属したチーム一覧
1993年―2007年 | トヨタ自動車アルバルク(現 アルバルク東京) |
2007年―2011年 | レラカムイ北海道(現 レバンガ北海道) |
2011年―2020年 | レバンガ北海道 |
ちなみに、レラカムイ北海道は、今のレバンガ北海道になりますので、2007年から北海道の地でずっと活躍されていたことになります。
なぜこんなにもチーム、地元、仲間、同志の信頼が厚く尊敬されているのか、私個人の意見として3つのポイントにまとめて書いていきます。
1つ目 すごくプレー在籍年が長い
まずすごいことは、チーム間でのトレードも多い中、ずっと北海道にいたことです。
それだけの期間を過ごすことは、地元のブースターにとっては愛着も沸くし、単純にバスケットボール選手として知られている選手だったと思います。
当たり前の話のように思いますよね?いえいえ、、、そんなことないんです。
当時のバスケットボール選手は、とても露出が少ないこともあって、サッカーや野球みたいに有名選手なんて田臥選手ぐらいでした。(個人の意見ですからね)
実際は、長く在籍していることも理由があります。
実は、折茂選手の在籍しているレバンガ北海道は2010年から2011年1月初旬あたりまで、クラブの経営悪化で、HCが解雇されたり、運営会社に対しての除名処分などあり、非常に難航していた時期があったんです。
ここで、追加で折茂選手のすごいとこが出てきます。
2つ目 折茂選手が新会社を設立し、事業継承をおこなった
経営難の運営会社の代表になってチームを継続させたことです。
折茂選手は、本来プレーヤーであり、エンターテイナー側にも関わらず、踏み出すことができたのはすごく尊敬に値しますよね。
当時のコメントに『北海道に何らかの形で恩返しをしたい』や、『東京だったらやらなかったが、北海道だから』ということもあって、北海道のみなさんの愛され、自身も愛していたことが非常にわかります。
結果、北海道にバスケチームを残し、現在はリーグ屈指の人気リーグの礎となったわけです。
ほんとに感心します。そんな大人になりたいもんです。(今はかけだしのペーペーですが(-_-;))
現CEOの横田さんも含め、紆余曲折さまざまな経験を乗り越えているエピソードは有名ですが、そこにも不屈の闘志を感じ、バスケットを愛しているんだと感銘を受けました。
そんな人柄をわかっているからこそ、バスケット界隈には人気な選手なんだと感じます。
2017年に再び訪れる経営難にも、債務超過2億4000万円を強化費削減や、会場設備を社員が操作可能にするなど経営努力を行い、そこから3期は連続で良好な経営を行っています。
もちろん横田CEOの力でもあると思いますが。
3つ目 日本人初の通算10000点を達成
プレーヤーとしても、リーグ屈指の3Pシューターでありながら、先駆者としてのプレースタイルも含め、
通算10000点も納得できる成績です。
2010年1月31日 6000点 東芝戦
2011年11月5日 7000点 リンク栃木戦
2013年3月2日 8000点 三菱電機ダイアモンドドルフィンズ戦
2016年11月28日 9000点 千葉ジェッツ戦
2017年11月4日 10000点 琉球戦(すっげー!!!)
それこそ、若手の成長とチーム状況からプレータイムが少なくなっていく中で、着実に得点を積み重ねる経験とカンはプレーヤーとしての経験値の高さを感じます。
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折茂選手の経歴補足をちょこっといれます
豆知識として、2002年に現アルバルク東京ですが、折茂選手は所属していましたが、1年間だけあの田臥勇太選手も入団していた過去があるってことです。
今も仲の良い映像などもよく流れますが、世界で戦かった同氏と共に、チームメイトでもあったんですね。
あと、折茂選手入団当初の東京は、かなり弱いチームだったんです。
いまではまったく考えられないことですね。
今季引退を表明した折茂選手を送り出す催しに関して
今季は、3月21日よりリーグが中断していたが、27日の公式発表によりレバンガ北海道は今シーズンに終わりを迎えました。
結局、今季引退を発表していた折茂選手も自動的に『引退』となったわけです。
実は、引退プロジェクトとして『折茂の花道』と呼ばれるものをスタートするためクラウドファンデング等で資金を調達していました。
766万982円の資金が集まり、Bリーグ初となる引退試合すら予定されていたんです。
今の現状では、6月開催予定だったこの会も、どうなるかわかりません。
こんな感じで、日本のプロバスケットボールを引っ張ってきた人を送り出せないことは非常に残念に思いますし、未定の引退式に関しても、もしかしたら延期、もしくは中止もあり得ますよね。
バスケファンとしては、何とか形にして送り出したいと思っています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。人としてもプレーヤ―としても、すごく魅力ある選手が、今季で引退となります。
しかし、この人が残した功績や後世に伝えるものは計り知れず、次なるリーダーが生まれることと思います。
すでに、日本のバスケットボール業界は、4年目のシーズンが終わりましたが、ますます人気が出て来ていますよね?
NBAで活躍する選手が出てきたことなんて、折茂選手は嬉しかったんだろうなー。
今はまだ未定の最後の花道では、ぜひぜひみなさんの声援をかけていただきたいものです。
楽しみにして待ちましょう!
ではではー
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