「PowerAutomateDesktop」はMicrosoftが提供しているRPA作成のツールです。
利用するにあたっての、手順や事前の確認事項をまとめました。
必要な環境構築について事前確認
利用する最初の手順として、【必要な環境構築】からみていきます。
システム要件としては、下記を参照してください。
【OS】
普通のWindows | Server系 | |
OS | Windows 10 Home、Windows 10 Pro、Windows 10 EnterpriseまたはWindows11 | Windows Server 2016、またはWindows Server2019 |
※ARMデバイスはサポートされていません。
【ハードウェア】
最小ハードウェア(これぐらいの性能はほしい)
ストレージ(容量のこと) | RAM(メモリのこと) | |
最小 | 1GB | 2GB |
推奨ハードウェア(これぐらいの性能があれば十分です)
ストレージ(容量のこと) | RAM(メモリのこと) | |
最小 | 2GB | 4GB |
※RAM(メモリのこと※容量と勘違いしない)
.NET Framework
.NET Framework4.7.2以降が必要となります。
ものすごく簡単に考えるのであれば、「プログラム実行」に必要なもの、ぐらいの感覚です。
使用しているパソコンでシステム要件を確認する方法
自分のパソコンの性能を確認する場合は以下の手順が必要になります。
ものすごく簡単な作業で確認することができます。
参考程度にご覧ください。
Windowsのシステムバージョンの確認/RAMの確認方法
私の環境が【Windows10Home】ですので、それを想定しています。
1.左下のWindowsボタンを右クリック
2.「システム」をクリックする
3.画面上の赤枠で囲った部分を確認する
これで、OSとメモリの確認ができました。
ストレージの確認方法
1.ウィンドウズボタンを右クリック
2.エクスプローラーをクリック
3.左のバーの「PC」をクリック
4.ローカルディスクの「空き容量」を確認
空き容量を見ると、自分のPCにどれだけ余りがあるか確認することができます。
.NET Framework バージョンの確認方法
1.左下のWindowsボタンを右クリック
2.検索をクリック
3.下部の検索に「regedit」と入力し、レジストリエディターを開く
4. 左側のバーの中から”HKEY_LOCAL_MACHINE” → ”SOFTWARE” → ”Microsoft” → ”NET FrameworkSetup” → ”NDP” → ”v4” → ”Full”の順にクリック
この表示で、Versionを確認してみましょう。
新しいバージョンでは「4.○.○」のように、数字が順番に大きくなります。
例として、現在の最新版は【.NET Framework 4.8(※記事投稿時)】となっています。
バージョン(降順) | .NET Framework 4.8 |
↓ | .NET Framework 4.7.2 |
↓ | .NET Framework 4.5.1 |
↓ | .NET Framework 4.5 |
↓ | .NET Framework 4 |
↓ | .NET Framework 3.5 |
↓ | .NET Framework 3.0 |
↓ | .NET Framework 2.0 |
↓ | .NET Framework 1.1 |
.NET Framework 1.0 |
バージョンには互換性があります。
各バージョンの互換性に関しては、以下のサイトで確認しましょう。
MS公式>>.NET Framework の各バージョン同士の関係
これで、要件の確認は以上です。
まとめ
最初の環境構築の確認作業、事前作業をまとめましたが、現在のPC業界であれば、要件を満たしていないPC(パソコン)はほぼありません。
どなたにでも使用することができると思います。
一緒に学んでいきましょう。
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